日本語コース

ウズベキスタン日本センター (UJC) で実施している日本語コースでは、受講者は日本語の学習に対して、それぞれの目標に応じて取り組むことができます。コースには大きく分けて初級、中級、上級の 3 つのレベルがあり、それぞれのコース内では、日本文化に触れられる機会も提供しています。

また、UJCでは日本語を教えるのみならず、日本語を教える側の育成にも取り組んでおり、日本語教師向けのセミナーをはじめとした、教師の能力向上のためのプログラム実施にも重点を置いています。

みんなの日本語」コース

・教科書『みんなの日本語』を使用し、文法、漢字、語彙の強化といった学習に焦点を当て、学習の過程で日本語の文法構造について詳しく見ていきます。
・受講生には、UJC内での授業に加えて、自宅などにおける自発的な学習も求められています。
・授業を通じて基本的な文法事項を習得することで、日本語能力試験 (JLPT) の準備にも役立ちます。
・日本の高等教育機関への進学を希望する方々にとって、最適なコースです。

まるごと」コース
・ヨーロッパ言語共通参照枠 (CEFR) に基づいて刊行された日本語の教科書『まるごと』を使用し、日本語での会話力の向上に重点を置いています。
・受講生には、日本語の母語話者とコミュニケーションをとる機会も用意しています。
・日本語だけではなく、日本の文化や生活習慣などについても学ぶことができます。
・学習のペースがそれほど速くないため、仕事などで多忙な方々にも適しています。
いろどり」コース

・UJCがウズベク語版の翻訳を担当した教科書 『いろどり 生活の日本語』を使って授業を行います。
・『いろどり 生活の日本語』 は、すでに日本に住んでいる方々、あるいはこれから日本に住む予定のある方々に向けて、国際交流基金が新たに開発した教材で、日本の日常生活の中で起こる様々な場面で使われる日本語を学ぶことができます。この教科書を通して学習することで、買い物、娯楽、食事といった日々の行動など、生活の中で他者とのコミュニケーションが必要となるような様々の状況に対応できるようになります。UJCでは、この教科書のウズベク語版の翻訳を担当しました。
・『いろどり 生活の日本語』 は、以下のリンク先のWebサイトからダウンロードできます。https://ujc.uz/jp/japancourses_book/

日本語能力試験 (JLPT)
 日本語能力試験 (JLPT)は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し、その能力を認定するための世界最大規模の日本語の試験で、国際交流基金と日本国際教育支援協会が主催しています。試験は年に 2 回、7 月と 12 月の第1日曜日に世界各地で実施されますが、UJCはウズベキスタンにおけるJLPTの実施機関となっています。
 JLPTのレベルは難しい方から、N1~N5の5段階となっていますが、UJCではその準備に向けたコースも提供しています。
日本語コースにおけるその他の活動

・日本語教育、および教師の能力向上のためのセミナー
・「日本留学フェア」の開催
・年少者向けの日本語教材の開発
・在ウズベキスタン日本国大使館やウズベキスタン日本語教師会のイベント開催への協力
・優秀な受講生を対象とした、日本における短期日本語研修プログラムへの派遣
・日本語弁論大会の実施、およびその支援