文化交流

ウズベキスタン日本センター(UJC)は、ウズベキスタンと日本の間の相互理解を深め、友好関係の発展に寄与することを活動の目的の1つとしていて、その一環として、様々な文化関連のプログラムを提供しています。

日本文化の魅力を感じていただくためのプログラムとしては、茶道、生け花、友禅、絵手紙、折り紙、墨絵などの文化関連イベントやワークショップなどを開催しています。反対にウズベキスタンの文化や習慣について学びたい日本の方々を対象としたイベントなども実施しています。

茶道

 UJCでは、日本の伝統的な文化の1つとして、茶道の定期講座を実施しています。豊かな歴史のある茶道には関心を寄せるウズベキスタンの方々も多く、お茶の文化から日本の特色を感じていただくことができるよう、講師の指導のもと、茶道の基本や歴史、特徴、作法の一連の流れなどを学ぶことができます。

ドゥタール
 ドゥタールという名称は「2本の弦」という意味を持つ弦楽器で、ウズベキスタンを代表する民族楽器の1つです。ドゥタールの音色は多くの方々に親しまれていて、ちょっとした祝日の催し物から厳粛な行事まで、ウズベキスタンにドゥタールの響きは欠かせません。
 UJCでは2005 年 7 月にドゥタールのコースを開設し、受講生はウズベキスタン在住の日本人が中心ですが、ウズベキスタン人の方々にも受講していただいていて、好評を得ています。
墨絵
 墨絵講座では、日本の古典的な水墨画の技術を学び、実際に描くことを学びます。水墨画は、黒と白の無限の色合い、ぼやけた蜃気楼のような描画、明確な線と筆跡の組み合わせが特徴として挙げられ、その洗練された素朴な造形美に魅せられるウズベキスタンの方々も多く、講座の開催時には、毎回多くの参加者に集まっていただいています。
子供向けの活動
 より多くの方々に日本文化に触れていただき、日本について知っていただくきっかけとするため、UJCは児童施設や学校などと協力して、日本の遊びや折り紙など、子供にとっても親しみやすい日本文化紹介のイベントなどを定期的に開催しています。
クラブ(サークル)活動

 UJCには、日本や日本文化に関連する様々なクラブ(サークル)があります。クラブには、参加者自身の都合に合わせて自由に参加できますが、 その活動内容の一例として、たとえば将棋クラブでは、初心者には経験者が将棋のルールや基本的な戦法などを紹介し、経験者同士は互いに対局をすることで技術の向上に励むなど、将棋の愛好者たちが活動しています。また、漫画クラブでは、好きなキャラクターを描くなどして技術の向上を目指しながら、参加者は楽しく活動しています。

各種イベント

 来館者が日本の文化や伝統への理解を深められるような活動として、映画鑑賞、踊りや音楽、絵画などの伝統的な芸術に関するイベントなども実施しており、日本文化に大きな興味を持ち、毎回のように参加してくださる方などもいます。これらのイベントの中には、日本語の学習に役立つようなイベントなどもあり、加えて、参加することで新たな興味の発見や、参加者同士の交流の活発化にもつながっています。