食品分野に特化した訪日研修を実施、帰国後は同分野の「ビジネス・カンファレンス」を開催

ウズベキスタン日本人材開発センター(UJC)は、2024年9月16日~28日、UJCのビジネスコースを修了した食品分野に携わる経営者を対象とした訪日研修(分野別研修)を実施しました。昨年のIT分野に特化した訪日研修に続く分野別研修の実施となりました。また、帰国後の11月14日、研修中の経験や知見の共有と今後のウズベキスタン(以下、ウ国)・日本間の食品業界におけるビジネスの発展を議論する目的で、ビジネス・カンファ­レンスを開催しました。

【企業視察】
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ウ国では経済成長と改革の進展に伴い、外資企業の参入や女性の社会進出などにより人々のライフスタイルの多様化が進んでおり、食生活の多様化も進んでいます。冷凍食品やファストフード、フード・デリバリーの市場が­拡大しているほか、外国のレストランやカフェの新規開店も増えています。日本食を始め、日本の食品製造技術や食品関連サービスへの関心も高く、食品業界における両国間のビジネスの発展が今後とも期待されます。

訪日研修では、食品製造、流通、外食産業など、食品業界で幅広く活躍するウ国の経営者10名が参加し、東京と大阪の食品関連日本企業6社への訪問や、食品展示商談会「FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)in 関西 2024」を視察したほか、個別商談を含むビジネス交流会を東京で開催しました。

【ビジネス交流会・個別商談会】
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ビジネス交流会への日本側の参加企業は50社にのぼり、ウズベキスタンの食品ビジネスへの関心の高まりが窺えました。帰国後も交渉を継続している企業間マッチング数は累計で21件との報告があり、UJCでも進捗を­フォローしています。


帰国後のビジネス・カンファレンスには、食品業界関係者など67名が参加しました。カンファレンスでは、研修参加者によるパネルディカッションが実施され、日本の食品業界の特徴や、海外進出に積極的な日系食品企業­の関心事項、業務を行う上での留意点などが研修参加者から共有されました。

【ビジネス・カンファレンスのパネルディスカッション】
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UJCでは、日・ウ2国間を繋ぐプラットフォームとしての機能を強化していますが、今回の食品分野の訪日研修が、今後とも両国間のビジネス発展の一助となるよう、UJC卒業生ネットワークを活用したビジネス交流を­続けてまいります。