ウズベキスタンを代表する菓子製造・販売企業Safia Cafe & Bakery社の経営陣及び管理職員に対する訪日研修を実施

 ウズベキスタン日本センター(UJC)は、2023年12月1日~11日の約10日間、タシケントに本社を有し、菓子製造・販売業でウ国内最大手とされるSafia Cafe & Bakery社(https://safiabakery.uz/en)に対する訪日研修を実施しました。研修には、同社の創業者家族を含む経営陣や管理職員を中心とした19名が参加しました。

 本研修は、UJCとしては初めての試みとなる特定のウ民間企業を対象とした訪日研修の実施であり、研修費用はSafia Cafe & Bakery社に全て負担頂いています。また、訪日中の視察先アレンジを本邦コンサル企業へ委託したほか、旅行ロジに関しては、既にウズベキスタンへ進出し現地でホテルも開業している、(株)エイチ・アイ・エスの­タシケントデスクへ依頼しました。

 Safia Cafe & Bakery社は、元々は家族経営の小さな洋菓子店でしたが、2018年に創業者のご子息2人がUJCのミニMBAコースであるPMP (Professional Management Program) を受講し、日本式経営やカイゼンの実務を学んだことをきっかけに急成長を遂げました。現在では、従業員約3,500名を有して菓子を自社工場で製造しているほか、ウ国内に100店舗を超える菓子販売店やカフェチェーンを展開しています。また、2023年には隣国カザフスタンでも店舗を開業しました。

 本研修は、Safia Cafe & Bakery社からの依頼により、同社の更なる成長に必要とされる高度なカイゼンや日本式経営の習得を目的にプログラムを組みました。研修視察先としては、滋賀、愛知、三重、山梨、東京、埼玉と6都県に渡る大手日­系菓子製造・販売業者の工場や販売店舗を訪問したほか、食品工場の自動化・DX展「第4回フードテック ジャパン」を見学しました。

 研修終了後は、生産、販売、人事の各部門における学びをそれぞれ10項目程度にまとめたアクションプランを作成し、今後の同社の更なる発展に繋がるヒントを数多くつかんでいただきました。研修参加者からは、非常に­満足度の高い研修だったという声をいただいており、今回の研修をきっかけに、同社が更なる飛躍を遂げることが期待できます。

 UJCでは、今後ともUJC卒業生を中心とした、ウズベキスタンの優良企業と日系企業をつなぐ交流のプラットフォームとしての役割を強化していきます。また、ウズベキスタンの経済成長や現地企業のニーズに即した研­修を実施することで、UJC事業の多様化や収益化にも取り組みます。


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